今回は肩の小屋周辺に生息する生き物をご紹介したいと思います。北岳登山をされる際、観察されてみてはいかがでしょうか。

ライチョウ
お客様に聞かれる生き物で一番多いのはライチョウではないでしょうか。肩の小屋周辺の稜線上(小太郎分岐~山頂付近)に生息しています。夏は茶色、冬は真っ白に毛が生え変わります。南アルプスに生息するライチョウは、地球上で最も南に生息するライチョウです。見かけた場合は遠くから見守ってあげてくださいね。

オコジョ
大きさ20cmほどの小さなイタチ科の動物です。好奇心旺盛ですばしっこく動き回り、人間に近づいてきてくれることもあります。とても可愛らしいのですが、見た目とは裏腹に肉食の動物です。ライチョウと同様夏は茶色、冬は真っ白に毛が生え変わります。スタッフもシーズン中に数回しか見ることのできないオコジョ。運が良いと見られるかもしれません。

イワヒバリ
北岳に登っていて1番見かける生き物かもしれません。大きさは20cmほど。人を恐れず登山道上でもよく鳴いています。色々な鳴き声で鳴いていて、よ~く見てみると面白いと思います。ぜひ観察してみて下さい。

ホシガラス
全身に白い斑点がたくさんあり、その模様が星空に似ていることからホシガラスと名づけられました。大きさは35cmほど。9月10月の寒い時期になるとハイマツを求めて小屋周辺にやってきます。登山道を歩いていると、ホシガラスが食べたハイマツの実の食痕を見かけることが多々あります。また、ホシガラスはハイマツの実を貯食します。貯食とは、食物の乏しい冬や繁殖期に備えて、食べ物を地中などに隠して貯える行動のことです。隠した場所のほとんどは覚えているそうですが、一部忘れてしまう場所もあるようです。忘れられたハイマツの実のなかの種子が発芽し成長していくことで、ハイマツの群生が広がっていくというわけです。北岳に広がるハイマツの群生も、ホシガラスが作り上げてきたものなのかもしれませんね。
今回は肩の小屋周辺で見ることができる生き物についてご紹介しました。ご紹介した生き物以外にもまだまだいろいろな生き物が生息しています。北岳登山をされる際、生き物にも目を向けて見られてはいかがでしょうか。
北岳肩の小屋
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