稜線の紅葉はここ3日ほどでかなりいい色になりました。
小太郎分岐のウラシマツツジも今年は暖かいおかげでまだ
氷点下にならないので真っ赤になったままですので見頃ですね。
9月25-26日で広河内岳ー笹山のルートの整備に行ってきたので
その時のことを少し書きたいと思います。
そもそもこのルートを整備することになったのは、笹山が山梨100名山、100高山であること
で近年登山者が増え、それに伴い数年で遭難事故が多発していることを受け、
山梨県警から山小屋関係者の目でどのような現状か見てきてほしいと要請があったからだ。
肩の小屋、北岳山荘、農鳥小屋、大門沢小屋、早川町からの代表が農鳥小屋に
集まりました。私も初日は農鳥小屋だけでしたので、視察と捜索も兼ねて
間ノ岳~三峰岳ー三国平ー農鳥小屋経由で到着、はじめて農鳥小屋に泊まるので
ワクワクです。農鳥おじさんの貴重な話をききながら18時頃には食事を済ませ。
19時には就寝準備明日からが楽しみ過ぎて
なかなか寝つけないまま2時50分には起き、準備して3時20分早い朝食
4時前に暗い中出発。私達が早かったせいで他のお客さんもなぜか4時前に朝食。
農鳥の朝は早い。 大門沢の下降点に着くころに日の出を迎えました。
ここから先は未知の領域でしたので調査といえどもほんとに楽しませてもらいました。
確かに長いルートではありますが、まずは体力としっかりした装備があれば
楽しい山行になると思います。
調査報告
広河内岳―笹山間ははじめて通るルートでしたがここ数年で農鳥小屋スタッフさんが
整備しているとのことで天候がよい今回のような日には特別迷う所は
なかったように思う。 だだガスなどで視界が悪いときには稜線が広い分
道間違いが発生する可能性はあると感じたが今回の整備によりマーキング、
テープの印を徹底したので改善されたと思う。
ルートのハイマツは多少伸びている所もあったが道が分からなくなるほど
ではない所が多い、登山に邪魔な部分は除去したので登山者数にもよるが
数年は大丈夫だと思う。 だがこのルートの核心はその長さによるところが
大きい、農鳥小屋、大門沢小屋から奈良田に抜けるのに通常12時間以上
かかってしまう。体力が消耗している中では冷静な判断に欠けることも
考えられる。いずれにしてもルートが鮮明になったとはいえ上級者向け
ルートであること変わりなくこれからも周知していきたい。
白河内岳周辺は特に稜線が広いので注意が必要
笹山手前のルートは森林帯に覆われているため、ハイマツの中を抜けていく。
今回の登山道整備の最強メンバー
北岳山荘 支配人猪又さん 大門沢小屋 若主人深沢君 農鳥小屋 最強スタッフ末広さん
早川町役場 山岳国体の私のバディを組んでいた宮本さん 私
こんなメンツで山にいけるなんて仕事といえども素敵すぎました。。。
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