北岳肩の小屋の始まり
創業者 森本録朗
北岳肩の小屋は1957年創業、日本第二の高峰北岳山頂直下標高3011Mに立つ、森本千尋の祖父 録朗が小屋を開き、2代目の父 茂、3代目千尋と引き継いでいる。
創業者
森本録朗
2代目
森本茂
3代目
森本千尋
初代管理人の森本録朗は肩の小屋ができる前は初期の白根御池小屋の管理人をしていた。南アルプス林道が少しずつ延びてに従って登山人口も増加し事故が多発するようになった。その頃はヘリコプターによる搬送などがなかったため、人力で傷病者を担ぎ下ろさねばならなかった。毎回、頂上付近や稜線から麓まで運ぶことは困難を極めた。傷病者の搬送のときに途中の中継点が欲しい、だったら新しい山小屋をそこに造るべきだ。そんな思いが肩の小屋の建設のはじまり。
場所は尾根でもとりわけ水平で開けた土地、水場も近くにあり展望は抜群で頂上まで僅かで行ける。まさに北岳の肩の小屋と呼ばれるにふさわしい。建設には様々な苦労があった、現代では建設にはヘリを使うが当時は材木も石もすべて人が背負って担ぎ上げてきた。当然、個人の施設で資金も限られているそんな中で多くのボランティアに支えられながら少しずつ建てられていった。
最初は石垣に屋根をのせたような小屋からはじまった。
昭和35年 肩の小屋 初期
その後、補修や改装を重ねる。
昭和50年 肩の小屋
昭和62年 天皇陛下との祖父、父、私(千尋)
2022年 旧小屋とスタッフ
2022年秋に大幅改装工事が終了。換気をしやすいように天井を高くし、談話室なども設け、食堂、客室も快適に生まれ変わった。
2024年 小屋スタッフ
今後も多くの人に支えられながら「遭難救助の基地」として、また「大展望の山小屋」として歩んでいきます。
肩の小屋 現在
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