花の名峰北岳には、たくさんの種類の高山植物が花を咲かせています。 北岳に咲く32種類の花をご紹介! 肩の小屋写真をクリックすると高解像度の写真で見ることができます☆ キタダケソウ 北岳の特産種で山頂付近の南東斜面に群生する。花は白色で直径3cm。雪解け直後6月中旬~6月下旬に咲く。高さは10~15cm。 タカネマンテマ 北岳周辺の岩混じりの草地に生える。花は淡い紅色。萼筒に黒紫色の脈がある。茎、花、葉に細かい毛を持つ。高さは10~15cm。花期は7月~8月。 サンカヨウ 草すべりなどの林床や草地に生える。5月中旬~7月下旬、残雪が消えると咲く。20~30cmの大きな葉の中心に白い花がつく。 ミヤママンネングサ 北岳などの高山帯の岩場に生える。細い枝は地を這って分枝し、枝先の花は鮮やかな黄色で集散状。花期は7月中旬~8月中旬。 アオノツガザクラ 小太郎尾根などの高山帯の岩礫地や草地に生える。常緑小低木でマット状に群生し、枝先に淡い黄緑色の花冠を下向きにつける。花期は7月~8月。 ゴゼンタチバナ 登山道脇やハイマツ帯の緑で多く見る。葉は輪生状につき、葉の中心に白い花。秋には熟した真っ赤な実が数個つく。花期は6月下旬~7月。 イブキジャコウソウ 白峰三山など稜線の乾いた砂礫地で見かける。地を這うように生育する小低木。赤紫の花はマット状に咲く。淡い芳香あり。花期は6月~8月。 キタダケキンポウゲ シナノキンバイ同様に高茎草地に群生して生える。花の直径は1.5~2cm。高さは5~10cm。花期は6月上旬~7月中旬。 イワベンケイ 稜線の岩場や岩礫地に力強く生える。雌雄異株で雄株は鮮やかな黄緑色になる。大きな株は形の良い球形を作る。花期は6月中旬~7月。 タカネシオガマ 高山帯の風衝草原に生える。花は鮮やかな紅紫色で輪生して数段にわたり密に咲く。ミヤマシオガマより花は豪華。花期は6月下旬~7月上旬。 ミヤマハナシノブ 北岳を代表する初夏の花。7月上旬に咲き始める。右俣コースなど草地に生える。花は淡青紫色で花冠は2cmほどの漏斗形。 ミヤマキンバイ 北岳、中白峰など高山帯の岩の隙間や砂礫地に生える。7月上旬に咲き始めて盛夏まで花を見ることができる。花径は1.5~2cmほど。 ミヤマオダマキ 北岳南東斜面や中白峰の風衝草地に生える。花径は4cmと大きく花弁の先端は白色。高さ10~20cm。花期7月上旬~7月下旬。 タカネツメクサ 白峰三山の縦走路の砂礫地を好む。茎の先に1cmほどの白い花をつけ、団塊上に密生する。花の先端が鋸歯状。7月中旬に咲く。 キバナシャクナゲ 北岳山頂周辺、小太郎尾根などの岩礫地やハイマツ帯の緑に生える。常緑小低木で、7月中旬に淡い黄色の花を4~5個つける。 ハハコヨモギ 北岳の岩礫地に生える。花は黄色を帯びた白色で散房状に密集し、7月中旬に咲く。葉は銀白色で絹毛におおわれており品格がある。 ハクサンイチゲ 岩混じりの風衝地や草地に生える。小太郎尾根上部の西斜面では7月中旬に群生して咲く。花は直径2cm~3cmほどで5~6個つける。 シナノキンバイ 右俣コース、草すべりコースなど南アルプスの高茎草地に群生する。花径は3~4cmと大柄で目立つ。花期7月中旬~8月上旬。 チングルマ 白峰三木や小太郎尾根などの高山帯を好む落葉低木で群生する。花期は7月中旬~8月上旬。花は咲いた後、果穂が羽毛になる。 シロバナタカネビランジ 南アルプスの砂礫地に生える。北岳周辺の岩場で見かけた花は2cmほどと小さいがひときわ美しい。花期は7月中旬~8月下旬。 ウサギギク 日当たりのよい草地を好む。7月下旬から8月上旬に咲く。対生する歯がウサギの耳に似ていることから、ウサギギクの花名に。 タカネナデシコ 右俣コースの草地で見る。細い茎の先に1~3個の花をつけ、倒れていることが多い。花の直径は3~4cmで紅紫色。花期は7月下旬~8月。 タカネグンナイフウロ 草スベリ、右俣コースなどの亜高山帯の高茎草地に生える。花は濃紅紫色で直径3cm。ハクサンフウロに似ているが青みが強い。花期は7月~8月。 チョウノスケソウ 北岳山頂周辺の岩の隙間や風衝地などに生える落葉低木。花は直径3cmほどで花弁は8枚。花はキタダケソウによく似ている。花期は7月~8月。 クロユリ 草スベリ上部、八本歯のコルの草地やハイマツの緑に生える。花は暗茶褐色色で黄色の斑点あり。花は茎の先に1~2個下向きにつく。花期は7月~8月。 オンダテ 稜線など日当たり。黄白色の小花が密集し、果実は同科のイタドリに似ている。花期は6月~10月。 チシマギキョウ 北岳から間ノ岳の岩場の割れ目や風衝地を好む。萼や花弁に長い毛があり、イワギキョウは毛がない。花は横向き。花期は7月~8月。 クルマユリ 草すべりなどの高茎草地に生える。鮮やかで華やかな橙色はひときわ目立つ。花は直径6cmほど。葉は輪生する。花期は7月~8月。 ミヤマシオガマ 北岳山頂から間ノ岳の稜線に生える。ニンジンのように深く咲けた葉が特徴。花はタカネシオガマに似る。高さは7~15cm。花期は7月~8月。 ハクサンフウロ 北岳南東斜面など日当たりのよい高茎草地に咲く。高さは30~40cm。花は明るい紅紫色。花弁は5個で花径は3cmほど。花期は7月~8月。 トウヤクリンドウ 北岳から塩見岳の縦走路など、高山帯の風衝草原に生える。茎の先に淡い黄色の花が2~3個つく。夏の終わりを告げる花。花期は8月~9月。 キタダケトリカブト 北岳南東斜面の岩混じり草地に生え、北岳の特産種。高さは20~30cmほど。葉には細く深い切れ込みがある。花期は8月~9月。 \ SNSでも投稿しています! / Instagram 残すところあと1ヶ月をきりました。 さらに読み込む Instagram でフォロー Facebook 北岳肩の小屋